第 60 回 広島県公立小中学校事務研究大会
大会テーマ
子どもたちの未来を共に創る ~ 60のその先へ ~
期日 : 令和5年8月7日(月)
会場 : 東広島芸術文化ホール 大ホール
開会行事
大谷 葉子会長が挨拶を行いました。
研修1
「行政説明」 ~事務職員への期待~
広島県教育委員会 管理部 教職員課 人事管理官
大庭 潤也 様
事務職員への期待を「事務職員の職務」「共同事務室」「安心・安全な学校づくり」の3つの観点からお話しいただきました。
研究報告 第3期県事研ビジョン
「広島風お好みプラン」実行に向けての取り組み
子供たちの未来を共に創る ~60のその先へ〜
県事研ビジョン進捗状況アンケートの分析から、会員の置かれている実情等を考察し報告を行いました。
県事研は「子供たちの未来を共に創る」ビジョン実現のために具体的方策の提案・共有の場を提供していきます。
研修2
「令和の日本型教育の推進」に向けて~学校事務職員のやりがいと挑戦~
講師 愛知教育大学 教授 風岡 治 様
これからの変化の激しい時代を見据えた、従来の授業観・学習観の転換を伴う「令和の日本型学校教育」を構築していくうえで事務職員に求められる役割について、カリキュラム・マネジメントへの関わりという視点から、学校の組織運営への参画の道筋を示していただきました。
分科会(第1分科会) 豊田竹原地区
新規採用者を支援するOJTをもとめて
~豊田竹原小中学校事務職員研究会と共同事務室での取組~
豊田竹原事務研では、新規採用者や他市町からの異動者や臨時的任用者が毎年配置される状況があるため、業務を滞りなく処理できるように、共同事務室で年間を通した研修や事務引継書の作成を行っています。
これにより、新規採用者が業務を円滑に行うことができるだけでなく、共同事務室全員の資質と実務能力の向上、共同事務室内が共通認識を持って業務をすすめることができています。
2つの討議の柱に沿って、参加者の交流を行いました。
・共同事務室や事務研での新規採用者や他市町からの異動者の支援や人材育成について
・共同事務室内が全体として学びあっていける研修にするための工夫について
(交流内容の抜粋)
・新規採用者研修担当者を決め、席を近くして相談しやすい環境を作る。
・年度初めには優先順位リストを作成し、何をすべきかを明確にした。
・旅費の入力などは実際の事例を入力して研修すると分かりやすかった。
・研修資料の準備(還元研修を含む)をすることで、教える方も研修になっている。
・前年の研修資料や通知文書、校内研修資料を活用し資料準備の負担を軽減している。
・通知文書を共有フォルダに入れ、短い時間でも研修時間を取っている。
分科会(第2分科会)福山市
「新時代の持続可能な学校事務」
〜踏み出そう!やってみよう!わたしの「つかさどる」〜
学校経営を支える学校事務の充実と「チームとしての学校」の実現に向け、「事務をつかさどる」視点を持つ事務職員の働き方についての研究発表でした。
企画委員会への参加から、学校全体の現状把握・職員相互の思いの共有・課題の共通認識・解決策の提案等、取り組み実践の紹介がありました。
助言者の校長先生からは、事務職員への期待として、「ビジョンの3つのワークに加えて、『ヘッドワーク・ハートワーク』も意識して「変化を待つのではなく、変化を起こす」チームメンバーであって欲しい。」とエールをいただきました。